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〈あー、あー、あー！〉
〈聞こえていますよね？えー、ごっほん！〉
〈みなさま、お集まりいただきありがとうございます！……集めたのは我ですけどねっ！〉
声変わり前の小学生男児を彷彿とさせる声がスピーカーから聞こえてくる。高いがキンキンとはしない声。普段聞く分には全く問題はないが、こんな得体のしれない場所で聞こえてくるにしてはそぐわなすぎる。
〈現在時刻、十八時五十分でございます！時間もありませんので、そこにある”もにたー”に地図を映します！”ほーる”へとお越しください！〉
やけに明るい放送主の声色がべったりと身体全身にまとわりついているような気がしてならない。プツ、と放送が切れた後にヴィン、と機械の作動する音がした。それは先程までの放送で言っていたモニターの起動する音だった。モニターには確かに白黒の地図が映し出されていた。
「……。」
モニターに地図が映っても数秒間は誰も何も言えなかった。素直に従うべきか、それとも言うことに逆らって出口を探すか。
「とりあえず行ってみよっか〜。」
ふわふわとした声が響く。眠たそうに目をこすりながら言う結夢はいつもと変わらず何を考えているのか
「結夢、本気？はやく出たほうが良いんじゃ……。」
「物は試しっていうでしょあおちゃん。みんなが嫌ならかみさま一人で行ってみるけど。」
床にペタンと女の子座りをしていた姿勢からヒョコっと立ち上がりどうする？とメンバーへと問いかける。その問いかけにすぐに答えたのは……
「そうだね、行ってみようか。」
他でもない、路望だった。普段冷静な彼女が一件無謀にも思える策に自身を投じるなんて、と傍から見れば思うだろう。だが。
「しうも賛成致します。エフェドル全員でいけば大丈夫でしょう。」
「路望が言うなら従ってあげてもいいけど？」
「結夢ちゃんも路望もきっと正しいはずです。行ってみましょう。」
「なにかあってもお姉さんがいるから大丈夫だよぉ。」
「うん、そうだよね。きっと大丈夫。」
「誰がやってるのかわかりませんけど、文句言ってやらなきゃ気が済まないです！」
「考える前に行動っす！」
今まで共に過ごしてきたメンバーにある絶対的な信頼。それが今の彼女たちを強くまとめあげていた。意見もまとまり、ドアノブに手をかけ廊下に出る。やけに広い廊下が酷く冷たく感じた。
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晴(プロフ) - きゃらめる＠ぱんけえきさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。今後ともあいです！をお楽しみいただけたら幸いです。 (3月29日 22時) (
レス) id: f84a20cb2a (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる＠ぱんけえき - とっても面白いです！アイドルたちがデスゲームをするのはなかなかユニークなご企画ですね！ (3月29日 21時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)
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