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一章 照明は上からあいどるは下へ ページ3

?二月も終盤。寒い毎日にとあるアイドルグループがレッスンに精を出していた。二カ月後には大規模なライブが控えているそのグループは Ephemeral Idol __通称エフェドル__と呼ばれている。それぞれの個性が爆発しているかのようで最近はメディア出演も増えてきている。

 そんなアイドルたちにマネージャー、白沢(しらさわ)朋子(ともこ)は今日のスケジュールを告げた。


「次は白いバスに乗って移動だね。私はまだやることがあるから先に行ってくれ。」


 そろそろバスが来るはずだから行きな、と言い残して急いで部屋を出て行った。アイドルたちは素直に従い、外へ出て行く。地下の駐車場は冬場は特に冷え込むため、上着を着ている者がほとんどだった。


「マネさんも忙しいっすね。」

「お姉さんたちのこといつも面倒見てくれてるからねぇ。ほんとお疲れさまだよ。」

「いつか、お返ししなくてはいけないほどお世話になっておりますからね……しう達にはなにができるのでしょうか?」

「そうやって考えるだけでもマネージャーは喜んでくれそうだけどねぇ。」


「白いバスって言っても、たくさん停まってたらわからないよね……どう判断したらいいんだろ。」

「ふむ……おそらくナンバープレートも真っ白なのでしょう。なにもかも白塗れな車に乗ればいいのですよ。」

「真っ白な車じゃまったく可愛くないよね〜!もっとピンクとかに染めて鮮やかにすればいいのに!」


「なんでキミと一緒の現場なのかな。」

「それはこっちの台詞ですよ。なんでしいな先輩と一緒なんですか!」

「ねこちゃんとなーちゃんは落ち着きなよ〜。お仕事に文句言っても仕方ないよ〜?」


 そんな会話をしながら歩くと、確かに白いバスが停まっていた。旗がドアから出てひらひら、と舞う。その旗には”エフェドル様専用”と書かれていた。


「この車であってるだろうか、どう思う、澪。」

「他にそれらしいものもないし、専用って書いてるしこれじゃない?」

「早速乗り込むっす!」

「ひなた様、走ったらこけてしまいますよ。」

「ねえ、どう座るの?ボク通路側が良いんだけど。」

「公式ペアで良いんじゃない?みーちゃんのお隣もーらおっと!」


 エフェドルらしく、はしゃぎながらも無事に席へ着く。シートベルトを着用し、我らがリーダー、終夜(しゅうや)路望(ろみ)が運転手へ声をかけた。


「準備できました。運転お願いします。」

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(プロフ) - きゃらめる@ぱんけえきさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。今後ともあいです!をお楽しみいただけたら幸いです。 (3月29日 22時) (レス) id: f84a20cb2a (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる@ぱんけえき - とっても面白いです!アイドルたちがデスゲームをするのはなかなかユニークなご企画ですね! (3月29日 21時) (レス) id: 9b744e7a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2024年1月13日 11時

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